診療活動
当科は、神経変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など)、認知症(アルツハイマー病など)、脳血管障害、機能性疾患(てんかん、頭痛など)、神経免疫疾患(多発性硬化症、重症筋無力症、ギランバレー症候群など)、末梢神経障害、筋疾患などの神経疾患全般、ならびに、老年医療一般を中心とした幅広い疾患に対して、専門的で最新の診療を行っております。
急性期疾患に関しては、救急災害センターと協力しながら毎日数多くの救急診療をし、脳血管障害にはtPAや血管内治療などの最新の医療を脳外科と協力体制を組んで盛んに行っています。近隣地域の回復期リハ病院・慢性期病院との円滑な連携体制も整えています。
当教室では神経難病診療を積極的に行ってきており、パーキンソン病の専門的な評価とパーキンソン病に対する深部脳刺激療法(DBS)やレボドパ・カルビドパ経腸用液療法(LCIG)などの最新治療、振戦など不随意運動の専門的検査と診断、神経変性疾患に対する経頭蓋磁気刺激などを用いた生理検査、神経難病における遺伝子診断、免疫性神経筋疾患に対する3者併用療法(ステロイドパルス療法、血漿交換療法、免疫グロブリン療法)など、先端医療にも取り組んでおり、内外から高い評価を得ています。
脳と心の医療センターとして、脳外科や精神科、脳神経小児科と連携しながら診療を行っております。

神経内科病棟
神経内科・老年科では7階B病棟を中心に入院診療を行い、重症度に応じて救命救急センター、HCU、ICUに入院していただいております。
主に脳血管障害急性期、神経難病をはじめとする各種神経疾患の治療入院、稀な疾患の診断目的の検査入院などがあります。
教授回診、症例検討会、入退院カンファレンス、グループカンファレンスを行い、診断・治療方針の検討を経て、質の高い医療を提供できるよう努めています。
さらに、院内の他部署との合同カンファレンス(リハビリテーション部とのカンファレンス、病理部門とのカンファレンスなど)を定期的に行うなど、関連部門との連携を図っています。入院患者数は平成28年度628人であり、内訳は脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)、認知症性疾患(アルツハイマー病など)、頭痛、末梢神経障害、筋疾患、神経免疫性疾患など多岐にわたります。
神経難病における遺伝子診断、神経変性疾患に対する経頭蓋骨磁気刺激療法、免疫性神経筋疾患に対する3者併用療法(ステロイドパルス療法、血漿交換療法、免疫グロブリン療法)など、先端医療にも取り組んでおり、内外から高い評価を得ています。
主に脳血管障害急性期、神経難病をはじめとする各種神経疾患の治療入院、稀な疾患の診断目的の検査入院などがあります。
教授回診、症例検討会、入退院カンファレンス、グループカンファレンスを行い、診断・治療方針の検討を経て、質の高い医療を提供できるよう努めています。
さらに、院内の他部署との合同カンファレンス(リハビリテーション部とのカンファレンス、病理部門とのカンファレンスなど)を定期的に行うなど、関連部門との連携を図っています。入院患者数は平成28年度628人であり、内訳は脳血管障害、神経変性疾患(パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症など)、認知症性疾患(アルツハイマー病など)、頭痛、末梢神経障害、筋疾患、神経免疫性疾患など多岐にわたります。
神経難病における遺伝子診断、神経変性疾患に対する経頭蓋骨磁気刺激療法、免疫性神経筋疾患に対する3者併用療法(ステロイドパルス療法、血漿交換療法、免疫グロブリン療法)など、先端医療にも取り組んでおり、内外から高い評価を得ています。
疾患別入院患者数
疾患名 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
脳血管障害 | 253 | 239 | 268 | 246 | 256 | 259 | 301 |
錐体外路系疾患 | 136 | 164 | 140 | 94 | 72 | 86 | 100 |
脊髄小脳変性症 | 25 | 36 | 37 | 22 | 18 | 20 | 8 |
筋疾患 | 42 | 38 | 32 | 35 | 34 | 49 | 44 |
認知症 | 34 | 34 | 32 | 41 | 24 | 38 | 12 |
末梢神経障害 | 35 | 34 | 39 | 30 | 31 | 26 | 18 |
頭 痛 | 8 | 16 | 17 | 8 | 10 | 9 | 0 |
運動ニューロン疾患 | 44 | 45 | 56 | 46 | 36 | 47 | 41 |
脱髄性疾患 | 23 | 33 | 9 | 17 | 16 | 20 | 22 |
脊髄疾患 | 22 | 21 | 11 | 17 | 19 | 6 | 17 |
てんかん | 35 | 38 | 20 | 66 | 52 | 39 | 27 |
神経感染症 | 26 | 12 | 16 | 23 | 15 | 18 | 13 |
その他 | 13 | 11 | 8 | 13 | 13 | 7 | 17 |
計 | 696 | 721 | 685 | 658 | 596 | 624 | 620 |

2011年3月に“脳とこころの医療センター”が第二中央診療棟1階に開設され、その一診療部門として外来診療部門がリニューアルしております。
脳神経内科外来は、一日4〜5診設け、月曜日から金曜日まで毎日診療を行っていますが、水曜日は病棟総回診・症例検討会を行うため、休診としております。また、木曜日は専門性の高い予約外来を行っており、新患外来は受け付けておりません。したがって、新患外来は、月・火・金曜日としており、新患問診担当医1~2名、診察担当医4~5名を設け、重点的に対応し、効率よい外来診療体制を行なっております。
急患対応は随時行なっており、救急対応が必要な診療は、毎日対応しています。さらに夜間・休日における救急疾患にも対応しています。
特殊専門外来として、神経変性外来、神経免疫外来、もの忘れ外来、頭痛外来、睡眠外来、てんかん外来、脳血管障害外来、末梢神経外来、ボツリヌス外来があり、予約診療を行っています。
外来表(令和3年6月1日から)
■初 診
月 | 瀧川洋史 村上丈伸/種田建太 田尻祐喜 河瀬真也 渡辺保裕 |
火 | 花島律子 足立正 田尻佑喜/鈴木有紀 渡辺保裕 |
水 | |
木 | |
金 | 瀧川洋史 村上丈伸 河瀬真也 本田誠 清水崇宏 / 阪田良一 |
■専門外来(再診)
月 | 瀧川洋史(変性) 田尻祐喜(物忘れ) 河瀬真也(老年化・脳血管障害) |
火 | 花島律子(変性) 足立正(物忘れ) 渡辺保裕(変性・老年科) |
水 | |
木 | 清水崇宏(変性・てんかん) 浦上克哉(物忘れ) 守安正太郎(神経免疫) |
金 | 瀧川洋史(頭痛・老年科・ボツリヌス) 河瀬真也(脳血管障害) |